ルール
1.点線に沿って線を引き、盤面を6マス(例題は4マス)ずつのブロックに分割する。黒マスは、どのブロックにも含まれない。
2.全てのブロックは、数字か”?”のマスを一つずつ含む。
3.各マスには段ごとに同じ「値」があり、盤面右の数字はその段のマスがもつ「値」を示している。
ブロックに含まれる全てのマスの「値」を合計すると、そのブロックの数字マスと等しくなるようにする。ただし、”?”のブロックはいくつでもよい。
ぱずぷれでとても強引に解く
例題 1 2 3
※右端の一列は「値」を示す列のため、除外してください。数字のない段は0です。また、黒マスは各自補完してください
東京出版の月刊誌「中学への算数」2003年1月号のパズルコーナーに掲載された分割パズルです。作者は山本浩氏。メカニカルパズルの分野で著名なデザイナー(*1)として知られています。
同誌のパズルコーナーは山本浩氏と宮本哲也氏(*2)が交互に担当しており、山本氏の記事は1996年5月号から2008年3月号の奇数号で見ることができます(*3)。作者のバックグラウンドを反映してか試行錯誤を許容する傾向がやや強く、一般的なペンシルパズルとの問題制作方針の違いも興味深いものとなっています。
このパズルは右端に「値」をまとめて表示することで、マスごとに異なる「値」とブロックごとに異なる「合計値」を併せ持つ点が珍しいですね。
*1. Stomy SeasやLunar Lockout(toritoの作者別ページ)、Ex3など
*2. KenKenの考案者、また初等教育へのパズルの応用で知られる
*3. このうち12種類のパズルは、「格子を解け!(2005 Aug)」「方陣を埋めよ!(2006 Sep)」の二冊に収録されています。この「区画整理パズル」も「格子を解け!」に収録。
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